秋祭りで、真夏は陽菜に促され、初めてたこ焼きを割って中を観察する。丸い生地の中から刻まれたたこが現れ、粉や卵、出汁とともに焼かれていることを知る。真夏は、野菜や魚も料理されることで形を変え、別のものになっていくことに気づく。さらに、砂糖がきびから作られ、わたあめや飴など形や役目を変えながらも元は同じであることを重ね合わせ、「変わる」ということについて考え始める。梨花のたこの煮物を思い出した真夏は、生のたこにも食べ方があるのか尋ね、梨花は言葉を選びながら「食べ方はあるよ」と答える。梨花は真夏を急かさず、観察し、考え、自分で答えにたどり着く時間を静かに見守る。祭りの喧騒の中、たこ焼きの一口が、真夏に料理と変化への新たな視点を与える。 […]