おへそをとっちゃった、女ですが。よろしかったら抱いてください。

今日の一枚目は、ブラームスのピアノ・トリオを準備。熊本は深夜に雨となって、ポトポトと雨音が壁を叩くのに競艶するのにふさわしいだろう。

ブラームスの室内楽演奏に求められる中庸の美は、この奔放な演奏から享受はできない。シェリング、フルニエ、ルービンシュタインの当時の年齢は60,70,70。術中の演奏という体でブラームスがどういう思いで書いたとか、どう表現するのがふさわしいか、ではなく三人のその時演奏してみたかった曲だったのでしょう。だから『ピアノ三重奏曲』と表すより、『ピアノ・トリオ』としたかった。誰が主役でもない、いずれもが自由闊達に楽しんでいます。

録音は1972年9月4日から10日にかけてで、第3番のトリオとともに2枚組LPレコードとして発売されたのが最初。その時、レコードアカデミー賞で室内楽部門を得ています。

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