近代ヴァイオリニストの中の「王」はまぎれもなくハイフェッツでしょう。正確無比のテクニック、魔術的ともいえる左手のボウイング。演奏は均一かつ特有のストイズムに貫かれた「抜群」のもので、端正な歌わせぶりや多彩な音色の変化、さらにダイナミクスの幅、なによりこれだけの集中力をもって一気に聴かせる演奏にはそう出会えるものではない。
SP盤 麗しきヴァイオリンの王 ハイフェッツ、クーセヴィツキー指揮、ボストン交響楽団 ブラームス・ヴァイオリン協奏曲
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