淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。カーゾンは弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。エッジの効いた冒頭から終わりまで息もつけぬ緊張感を味わえます。デッカのオーディオファイル盤で高名な「真夏の夜の夢」の指揮者フィエルスタートのバックは、北欧グリーグの雰囲気がピッタリ合います。しかし、カーゾンは、わが国の小学生のとき音楽の教材だった「ペルシャの市場にて」を作曲したケテルビーを叔父にもつ英国ピアノ界のサラブレッド。英デッカ社は目の付け所が違う。何故、わが国で正当に評価されていないか不思議です。
GB DECCA SXL2173 Curzon, Fieldstad, London Symphony, London Phil. Grieg Piano Concerto, Litolff Scherzo, Franck Symphonic Variations
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おへそをとっちゃった、女ですが。よろしかったら抱いてください。
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