Erotical Music Review and My Ecstatic Experience.

Erotical Music Review and My Ecstatic Experience.

FR Philips 9500 154 – Accardo, Dutoit, London Phil. Mendelssohn – Violin Concertos No.1 & 2

太陽のホ短調と月のニ短調◉アッカルド、デュトワ指揮ロンドン・フィル メンデルスゾーン・ヴァイオリン協奏曲

パガニーニという作曲家は、クラシック史上最高のヴァイオリニストでもあり、ヴァイオリンという楽器の可能性を広げることにも尽力した偉大な音楽家でもある。
よって、彼の作曲した曲は、彼の技巧の誇示と、ヴァイオリンのあらゆる技法を駆使して演奏するために書かれたものであるので、「超絶技巧曲」という、極めて難度の高い曲として知られている。そのパガニーニのスペシャリストとも言えるのが、アッカルドである。驚異的なテクニックと、明るく澄んだ音色、豊麗な歌が持ち味のヴァイオリニストである。しかし、パールマン、チョン・キョンファ、クレーメルら現役のスターヴァイオリニストに比べると、あまりに知名度が低い。
もちろん、パガニーニ以外の、例えばブラームスやメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲も録音してはいるが、どうも評判はさっぱりのよう。知名度が低いのも当然か。こういうスペシャリスト的ヴァイオリニストもいるのだ。

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