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ドイツの伝統を踏まえたバロック音楽の演奏としては無視できない内容だ。
ミュンヒンガーの《ブランデンブルク協奏曲》は、しっかりとした音の輪郭、そして弦楽器のつやのある音色。それに手ごたえのある音のアンサンブルが、何よりも心地よく響いてくる。
このミュンヒンガーの演奏はバロック音楽が大人気になるきっかっけを作ったとして有名、非常にリズムがしっかりしており、骨太でな音楽です。たっぷりの安定感で、ひたすらしっかりとしています。まるで、ずっしりとした大木がぐいっとパワフルに生えているような、ゆるぎのない素晴らしい演奏となっています。
また、弦楽パートを中心とした楽器の音色は、かなり明るめで、加えて、この演奏にはそれほどの深刻さがありません。つまり、音楽を聴いて何かを深く考えてしまうということとは無縁の演奏のタイプです。
シュツットガルト室内管弦楽団は、1946年、カール・ミュンヒンガーによってに創設された。第二次世界大戦直後の混乱期に、室内合奏団ブームのさきがけとなったことに意義がある。ちなみに、イ・ムジチ合奏団やソチエタ・コレルリ合奏団は、1951年に結成された。ミュンヒンガーの演奏は、楽譜に忠実と言われるが、それがどんなことなのか、理知的で、明解、きりりとした演奏は、虚飾のない音楽は、ドイツ的と言ってよいのではないか。 言い換えればミュンヒンガーの《ブランデンブルク協奏曲》は非常にかっちりとしたスキの無い、安定感に満ちた演奏。そして、それほど心に響くようなものではなく、それでいて各楽器は極めて美しく鳴り響いていて素晴らしい。
ミュンヒンガーは全体をまとめてはいても「統率者」ではなく、彼もまたメンバーの一人という立場を崩すことなく、メンバー全員がお互いの音を聴き合いながら自発性に満ちたアンサンブルを作りあげる土台を用意することに心つくしているのです。ですから、それぞれの奏者がソリスティックな場面を任されたときに、彼らが歌いたいと思えば十分に歌うのであって、それをミュンヒンガーは妨げることはしない。
素晴らしく美しく響いている全く異なるバッハになっている。バッハの音楽としては、これが物足りないようなときもありますが、それでもいつの間にかバッハの世界に浸りこむことには抵抗の出来ない魅力の力でしょう。
この1950年のモノラル録音は、戦争が終わって、その廃墟の中から新しい音楽をやろうという「夢」だけを抱えて集まった若者たちの手になる音楽なのです。
通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
- 品番
- 34-9421
- 商品名
- GB DECCA ACL68ミュンヒンガーバッハ・ブランデンブルク協奏曲1番他
- レコード番号
- ACL68
- 作曲家
- ヨハン・セバスティアン・バッハ
- オーケストラ
- シュトゥットガルト室内管弦楽団
- 指揮者
- カール・ミュンヒンガー
- 録音種別
- MONO
販売レコードのカバー、レーベル写真
DARK GREEN WITH SILVER LETTERING, MONO (145g), Release 11-59, Stamper 1A/1A。
コンディション
- ジャケット状態
- M-
- レコード状態
- EX
- 製盤国
- GB(イギリス)盤
通販レコード
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- オーダー番号34-9421
- 特別価格¥1,650(税込)
- 通常価格¥2,090(税込)
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