おへそをとっちゃった、女ですが。よろしかったら抱いてください。

映画『タンポポ』、その音楽はチャイコフスキー。

  • フリッツ・ライナー ( Fritz Reiner ) 指揮 シカゴ交響楽団 ( Chicago Symphony Orchestra )
  • ライナー・コンダクツ・チャイコフスキー / REINER Conducts TCHAKOVSKY
    1. チャイコフスキー作曲「交響曲第 6 番 ”悲愴” / Symphony No.6 in B Minor, Op.74 ”Pathetique”」
    2. リスト作曲 ( Franz Liszt )「メフィストワルツ / Mephisto Waltz )
    3. チャイコフスキー作曲 ( Piotr Ilich Tchaikovsky ) 「1812 年序曲/ 1892 Overture, Op.49」
  • 1955 ~ 57 年録音。RCA LIVING STEREO.

優秀録音盤。

チャイコフスキーの悲愴は、陰影と明瞭の部分のパートがあるが、演奏次第で喜怒哀楽を明確に示す描写も存在する。フィリッツ・ライナーの悲愴は、感受性が豊かで喜怒哀楽の違いがハッキリと把握できる。陰影の影の部分を強調した際に、明瞭なパートの演奏方法が曖昧になった場合、何を表現したいのか?流される場合も稀だが存在する。ライナーがこれまで培った音楽教育を活かす事で、より鮮明で明確な悲愴が誕生した。ベールを剥いだように音楽がサクサクと捌かれる様子は、誠に頼もしい演奏だ。リストのメフィストワルツは激しさを増して、聴き手を魅了する演奏と賞賛できる。どの演奏も丹念に手を尽くしているので、聴く喜びは相当大きい。録音・マスターリングも高音質が堪能できるように、最善の配慮が伺える。価格も手頃なミッドプライスなのが嬉しい。曲・演奏・録音・価格とベストバイと言える。大絶賛したい逸品です。