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節分に恵方巻きという巻き寿司を食べる習慣が定着してきました。

節分とは季節の分かれ目をいい、「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことを指します。昔は立春が新年の始まりにも相当する大事な節目だったため、その前日の節分は大切な日でした。
2025年の節分は2月2日。節分は固定日ではなく、国立天文台が観測・計算して発表する「立春」の日の前日です。2026年の節分は2月3日です。

恵方巻きは、恵方を向いて食べるとよいとされています。

十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)には、それぞれに数字や方角が割り当てられており、それに基づき恵方も決められています。恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神としとくじん(年神様の別称)のいる方角で、その方角に向かって事を行えば何事も吉とされています。2025年節分の恵方は、西南西(庚の方角⇒西南西微西/255度)です。

恵方巻きとは、節分にその年の良い方角とされる恵方を向いて食べる巻き寿司のことをいいます。福やご縁を巻き込み、1年の幸せや願いが叶うよう食べるため、縁が切れたり、福が途切れたりしないよう、包丁で切らず丸ごと食べると良いとされています。巻き寿司を鬼の金棒に見立て、それを退治する意味もあるとか。

しゃべると運が逃げてしまうため、食べ終わるまで口をきいてはいけません。さらに、目を閉じて食べる、笑いながら食べるという説もあります。
恵方巻きの起源や発祥については諸説あり、大正初期の書き物に出てくるのが大阪の花街で、節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べ縁起を担いでいた、という説があります。それを商売に結びつけたのが、「節分の日に丸かぶり ~この流行は古くから花柳界にもてはやされていました。恵方を向いて無言で壱本の巻寿司を丸かぶりすれば其の年は幸運に恵まれる」と書いたチラシを大阪鮓商組合が配布した1932年(昭和7年)。


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